横浜丸中青果グループ 横浜市場センター株式会社

YOKOSUKA NAGAI ORGANIC AGRICULTURE ASSOCIATION横須賀長井有機農法研究会

農薬の使用回数を減らし、出来る限り農薬に頼らずに野菜を育てたいという想いから発足した「横須賀長井有機農法研究会」。
自然にも人にも優しい安全な野菜を広く提供しています。

土づくりから始まった


「美味しく安全な野菜をつくるために必要なのは土づくり」。
こう感じた農家が集まって「横須賀長井有機農法研究会」が発足しました。
「最初は本当に土づくりの会。野菜を売る会じゃなかったんだよね。うちは農薬を減らしたいからまず土づくりをしたいなって話をしてね。そこから地域の人で、堆肥を作る人をまず10人集めて。とにかく土づくりをしたんですよ。
堆肥や有機質肥料の力って、本当にすごいんです。土がまったく違う。土が奥の方までふかふかしてるから。農薬を使うと固くなっちゃう。大きなトラクター使ったところもね。そういうところは大雨が降るとわかるんですよ。雨がしみこんでいかないから。翌日になっても水はけできてない。そうなると、野菜もその水で腐っちゃったりしてね。野菜は土に含まれた成分を取り入れて育つわけだから、土がいいと野菜もよくなるはずで。実際、土をしっかりつくったらいい野菜が出来た。だったら、それを売ろうっていう話になったんですよ。じゃあ、売り先はどうしようってなって。
その時にYSCや量販店さんと繋がっていったんですよね」


やっぱり味


「でも日本って、きれいな野菜の形に厳しすぎるよね。きゅうりだって、普通に育ったらみんな曲がるでしょ。でもきれいな形を求められるからまっすぐに育てるんですよ。大根もそう。わざわざまっすぐな品種の大根を作ったりしてね。でも野菜に一番大事なのはそこかなあって思うんですよ。まっすぐな品種の大根は、品種的に固いという特徴があって。そうなると火の通りが悪かったり、味が染み込みにくい。きれいな野菜も必要なんだろうけどね。曲がってても中身のいい、美味しい大根を作りたいと思うんですよ。だって、消費者に美味しいって言ってもらえる大根をつくりたいじゃないですか。たとえばね、うちではマリーゴールドを減農薬や害虫対策で植えてるんですよ。マリーゴールドが害虫を減らしてくれるんです。
これを農薬でやろうとする土の中のものを全部殺しちゃう。悪いものだけじゃなくていいものもね。マリーゴールドは悪いものだけに対策できるからいいんですよ。いいものは土に残して、それを成分にして大根が育つ。その方が美味しい。


でもね、売り場ではそういうのはわからないですよね。大根を見ただけでは、どんな堆肥をつかったのか、どんな農薬を使ったのか。そこまで本当は消費者に届けたいんですけどね。そういったら「マリーゴールドのシールを大根に貼って出荷したら?」ってお客様からアドバイスをもらったことがあって。なるほどと思いましたね。それは考えたこともなかったアイディア。そういう声が聞けたのは、試食販売などで売り場に呼んでもらえたことも大きい。YSCや量販店さんとの付き合いのおかげでそういう出会いも増えたんですよね」


市場に学ぶ


「市場の流れ、消費者の声が届く環境っていうのは本当にありがたいですね。ここは、立地的にも恵まれてるんですよ。首都圏も近いし。横浜までなら車で30分もあれば行けますからね。流通のつながりって、とても大事で農家はなかなか持つ機会がないんですよ。でも、そこから農家にとっても本当に勉強になることがたくさんあって学ばせてもらってます。あと、こうやってつながっていることで信頼関係も生まれてるんですよね。だから安心して出せる。いろいろなことがあるけど、助け合ってやれてますからね。

以前、雹でかぼちゃがやられちゃったことがあるんですよ。表面がボコボコになっちゃって。これは通常なら売れない。でもその時、量販店さんが「雹にやられました」ってちゃんとわかるようにして売ってくれた。災害の時はしょうがないですよね、って。中身は美味しく食べられるからって。ありがたかったですね。そういう時は、少しでも経費になるように販売できると助かります。市場がバイヤーの方と交渉してくれてね。売るほうはもうプロにお任せ状態でした。


農家としては全部いいものを作りたいけど、どうしても自然が相手ですからね。そういうこともどうしても起こる。そんな時にYSCや量販店さんが対応してくれるから、安心して出荷できますよね。今、安心安全な野菜は当たり前じゃないですか。昔は減農薬して堆肥使ったり、有機的肥料でやってたのも評価されたけど、今はそれも当たり前になってきてる。だから、どこで差別化するかっていったらこれからは味なんでしょうね。ちゃんといいものは高く売れる時代だけど、野菜はどうしても薄利多売のイメージがある。そこはつくる方も市場を見ながら考えないとね。農家の現場の空気もきちんと伝えながら、美味しい野菜を届けたいって思いますね」


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