八百屋からスーパー・量販店、さらにコンビニへと広がった青果販売。そこにまた新たなステージが次々加わっています。ドラッグストア、ホームセンター、そしてインターネットなど、さまざまなチャンネルで展開する青果販売。YSCは、青果物に関わるあらゆる新しいチャレンジをサポートする体制を整えています。
- ビジネスで青果物を初めて扱うときの注意点は? ▼
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Counterplan:対策
売り上げにつなげるための基本をしっかりレクチャー
青果物を初めて扱うお店が最近増えています。でも、課題がたくさんあるのではないでしょうか。例えばドラッグストア。薬局として始まっている店舗ですから、入り口を入ってすぐの場所、いわゆる1丁目1番地といわれるエリアには現状では化粧品や歯磨き粉などが配置されていることが多いです。青果物は、3丁目といわれるエリアにひっそり陳列されています。そうするとやはり青果物の売り上げはあまり上がりません。それを1丁目2番地あたりに配置すれば、売り上げにも影響してきます。新規参入だからこそ仕掛けられる新しい売り方
ただ、いきなりいい場所に青果を置くのも難しいこと。青果物用の什器がなかったり、従来の商品のすぐ横に青果品が並ぶことにはどうしても抵抗がある場合もあります。でも今がおそらく変革の時。10年後のドラッグストアでは、目立つエリアで当然のように青果品を販売しているかもしれません。青果物と一緒に売りたい商品の近くに置くなど、戦略的な買わせる売り場づくりをすれば、青果物だけでなく周辺商品の売り上げの伸びも期待出来ます。課題は流通。そこを解決すれば大きく前進する
それから、青果物を初めて扱う際にもうひとつ重要なのが流通です。ものを運ぶ数がまとまっているかどうか、効率よく運搬できるのどうかは、その商品の価格にも影響します。流通のしくみをどうするか、そこが一番の課題といえるでしょう。YSCでは流通についてもご相談いただけます。
- 青果販売で差別化するポイントはありますか ▼
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対面販売への高まるニーズに応える売り場づくり
今、対面で青果物を販売するところはあまりありません。でも反対にお客様ニーズは高まっています。そこを強化できれば、青果販売においてかなりの差別化がはかれるでしょう。例えば高齢化が進むエリアを中心に、店舗の商圏は小さくなってきています。狭くなる商圏でピンポイントに消費者の心を掴む
町全体をターゲットにするような大規模なものではなく、何丁目界隈だけにむけるような商売が改めて求められている。つまり大型の量販店で一気に引き受けていたものが、町のドラッグストアやコンビニに求められているんです。商店街のような個人商店にもさらなるニーズがあるでしょう。というのも、消費者は買い物と一緒に会話や情報を求めている傾向にある。例えばネットショッピングでもその傾向が見られます。コミュニケーションの場づくりが売り上げアップの鍵に
人気通販サイトではネット上でお客様と対話をし、双方向のコミュニケーションをすることで成功しています。実店舗も同じ。やはりそこには対話が求められているのです。実際、野菜コーナーに人が立って販売しただけで、普段の5倍の売り上げが出たという事例も聞いています。もし地域のコミュニケーションになれる場があれば、そこは今後の青果販売の場としてはかなり期待できる場所だと考えられます。
- 青果物に関わる新しいアイディアを相談したい ▼
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産地と売り手の気持ちを消費者に届けるお手伝い
青果物で何かしたい、青果物を盛り上げたい。それはYSCにとっても大切なテーマです。もし新しいアイディアがあるなら、ぜひお話を聞かせてください。そして実現に向けて一緒に組み立てていけたらと思います。「野菜を売る」というのは、我々がどんなにお勧めだと思うものでも、生産者がどんなに大切に育てても、販売する人がどんなに素敵な売り場を作ろうと、消費者まで届かなければ意味がありません。青果物にかかわる新業態を生み出すことに意欲
売りたい野菜の魅力を伝えるにはどうすればいいか。どうしたら選んでもらえるのか。そういうことを考えながら、新しいことを出来ればと思っています。例えば洗う手間がはぶける野菜などの簡便なものを考えたり、それぞれで考えたら新しいものが生まれるんじゃないかと思うんです。我々もお客様の御用聞きになるだけじゃなくてこちらから生み出す仕事がしたい。新規アイディアも積極的にバックアップし実現へ
例えば、商業施設が近くにない団地にキャラバン部隊で野菜を売りに行くのもいい。野菜に詳しいスタッフを集めて、レシピなどの情報も伝えながら売ったら面白いんじゃないかなどと、日々アイディアを膨らませています。これもひとつの新業態です。なんでも新しいことにはチャレンジしたいし、出来る力がYSCにはあります。だから、どんなことでも一度相談してみてください。一緒に新しいものを仕掛けていきましょう。